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アルジャーノンに豚の生姜焼きを

読んだ方が元気になるブログになるといいなと思います。

【書評】問題解決プロフェッショナル②:ビジネスマンとしての基本スタンス

 前回の続きです。本全体のまとめはこちら。

raditz.hatenablog.com

 

今回の「ゼロベース」と「仮説思考」というのは、ドラクエで言うと、「ちから」「すばやさ」「たいりょく」的な能力に相当するもので、次の章で書かれている「MECE」「ロジックツリー」などは「どうのつるぎ」など装備のイメージ。いくら装備が良くてもちからが弱いと話になりません。逆に言うと、これさえあればそこそこ戦えるというもの。

 

第1章の内容を要約すると下記のようになります。この二つができているだけでも、思考の質や、持つべき観点がぐっと広がり、自分が気がつかなかった打ち手や課題解決策が見えてくるように思います。

 

1、ゼロベース

  • 自分の狭い枠の中で考えない
  • 顧客にとっての価値を考える
  • 時代もそれを求めている

2、仮説思考

  • アクショナブルな結論を持つ :結論の仮説
  • 結論を導く背後のメカニズムを考える :理由の仮説
  • ベストにこだわるよりも、ベターを考える :スピード重視

 

1、ゼロベースについて

「あるべき姿から考える」ということに近いと思います。現状やcapabilityはいったん無視して、最高の姿、本来あるべき姿を考える。いまの逆を考える。ステークホルダーにとって、ベストな状態を、それぞれ一旦想定してみる。こういった時間を5分だけとるだけでも、普段課題の捉え方やゴール設定をどこに置くべきか、スコープをどこに置くべきか、が変わると思います。

 

特に大きな組織に属している場合、自部門でのリソースを元にした打ち手ベースから考えてしまいがちであり、それが本質的な課題解決にならない場合がたたあったり、競合観点の弱い独りよがりな打ち手になりがちかと思います。

 

その時に助けになるものの一つが「顧客思考」です。よく言われる話ですが、まずは顧客の視点にたって、何がベストか?を徹底的に考え抜く。

 

個人的にはあまたあるスタートアップの成否も、究極この思想があるか、実現できるリソースがあるか、に尽きると思います。たとえば最近話題のFintechで私が注目している企業にKabbageというUSの企業があります。

 

中小企業向けの融資・融資に掛かる時間をテクノロジーによって圧倒的に短縮しているのですが、:Apply Online to Get Small Business Loans | Kabbageリクルート、中小企業・個人向けに無担保オンライン融資サービスを提供するKabbage, Inc. への出資を実施 | リクルートホールディングス - Recruit Holdings)などが、個人的にはこの発想を実践している企業だと思いますし、個人的にも頑張って欲しい企業の一つです。

 

銀行などの金融機関の規制などは無視して、顧客にとってのあるべき姿をまず考える。この発想を持っているかどうかがスタートアップの成否を分ける一つだと個人的には思ってます。

 

2、仮説思考ついて

  • 最初はあてずっぽうでもいいから、結論を出す。その出てきた結論に対し、「So What?」を繰り返していく。その思考プロセスを繰り返していると、検証すべきことが洗い出されてくる。
  • 状況の分析・解説で終わることなく、現時点での結論を出すことに大きな違いがあると主張します。”一つの具体的な結論が100の評論に勝る。”
  • 現状よりも、ベターな状況が想定されれば、とにかく実行に移すことを考える。ビジネスに絶対的な正解はないのだから、アクションのスピードを上げることが重要。ベストな回答を出そうともたもたしているうちに競合に参入され、マーケットを独占され決着がついてしまっている可能性がある。
  • 情報収集にかける時間と思考は40:60の法則がある。6割程度情報が集まったらまず思考してみる

この辺は自分にとっては本当に耳が痛い話です。マーケティグを担当していた際の企業がそこまでWEBに強くなく、大企業の横綱相撲的なプロモーションに終始していたせいもあるが、とにかくスピード感が足りないという実感がありますね。。

 

WEB業界であれば、”Done is better than perfect!”とPDSをとにかく早く回す会社しか勝ち残れないし、それで勝ったパターンが乏しく実感地として持てていないのは、すごく致命的な感じがしています。 個人的には、仕事が遅い人は十中八九この「仮説思考力」に乏しい人だと思います。

 

次回は、このスタンスを持って「MECE」「ロジックツリー」をどう使いこなしていくかということについて話したいと思います。